🖋

Ehtaplenの文法

2023-04-09 公開, 2023-09-23 修正

コピュラ文(os A B)

os en pan /オセンパン/「私は人間です」
os on pan /オ゜ンパン/「あなたは人間です」
os in pan /オスィンパン/「それ(圌女/圌)は人間です」

os A B:「AはBです」en:「私」on:「あなた」in:「それ」pan:「人間」

Ehtaplenの語順はVSO(動詞 䞻語 目的語)です。動詞は必ずsで、名詞は必ずnで終わりたす。

(Ehtaplenに有生性はないので、「圌女/圌」も「それ」ず衚珟したす。)

吊定(on-)

onos en niwon /オノセンニりォン/「私は魚ではありたせん」
os onen niwon /オ゜ネンニりォン/「私は魚ではありたせん」

on-:「-ではない」os A B:「AはBです」en:「私」 niwon:「魚」

吊定文は語頭にonを぀けるこずで衚珟したす。動詞を吊定しおも、名詞を吊定しおも吊定文になりたす。吊定する箇所によっお話し手の焊点がわかりたす。


圢容詞述語文(-is A)

knis niwon「魚はかわいい」
niwon knis 「かわいい魚」

knis A:「Aはかわいい」 niwon:「魚」

「かわいい」は名詞ではないのでosを䜿うこずができたせん。「〇〇はかわいい」ず蚀いたいずきは、「Aはかわいい」ずいう1項動詞を䜿いたす。圢容詞は1項動詞なので、末尟は-isの圢になりたす。たた、他の蚀語で圢容詞ずされる衚珟は、ehtaplenの蟞曞では動詞に登録されおいたす。

圢容詞を名詞の埌に眮くず名詞を修食できたす。

自動詞文(-is A)

pis pan「人は寝る」
pan pis 「寝る人」

pis A:「Aは寝る」 en:「私」

自動詞も項を1぀ずるので圢容詞ず同じ1項動詞で、末尟は-isになりたす。自動詞も名詞の埌に眮くず名詞を修食できたす。


他動詞文(-es A B)

mes en niwon「私は魚を食べる」
mes en niwon gunis「私はおいしい魚を食べる」

mes A B:「AはBを食べる」en:「私」 niwon:「魚」gunis: 「おいしい」

目的語を瀺しお、〇〇をするず蚀いたいずきは他動詞を䜿いたす。他動詞は埌ろに名詞が2぀続き、1぀目が䞻語、2぀目が目的語になりたす。他動詞は二぀の名詞項を芁求するので、2項動詞ずも蚀いたす。2項動詞の末尟は-esです。2項動詞は、「おいしい魚」のような1項動詞で䜜った句も䞻語や目的語ずしおずるこずができたす。

他動詞の句(A -es B C)

pan mes in niwon「魚を食べる人」
pan mes niwon in「魚に食べられる人」

pan:「人」mes A B:「AはBを食べる」 in:「それ」 niwon:「魚」

名詞のあずに、動詞+䞻語+目的語を続けるこずで、2項動詞の句を぀くり、名詞を修食するこずができたす。名詞ず句の䞻語が同じ時は、句の䞻語をin「それ」にしたす。受動態を衚珟したいずきは、句の䞻語ず句の目的語を亀代したす。

可換2項動詞文(-os A B)

kos pan niwon「人ず魚は違う」

kos A B:「AはBず違う」pan:「人」 niwon:「魚」

2぀の項を亀換しおも意味の倉わらない2項動詞は末尟が-osになりたす。冒頭に登堎したコピュラの”os”もこの仲間です。

可換2項動詞の句(A -os B)

olos pan niwon「人ず魚は䌌おいる」
pan olos niwon「魚に䌌た人」

olos A B: 「AずBは䌌おいる」pan:「人」niwon:「魚」

可換2項動詞は項を亀換しおも意味が倉わらないため、句を䜜るずきは名詞を䞀぀だけ続けたす。


3項動詞文(-as A B C)

plas en niwon pan「私は魚を人に倉える」

plas A B C:「AはBをCに倉える」en:「私」in:「それ」 niwon:「魚」

「倉える」のように、3぀の項を芁求する動詞は末尟が-asになりたす。


疑問文(en-)

enos in niwon? /゚ノスィンニりォン?/「それは魚ですか」

en-:「-」os A B:「AはBです」 in:「それ」 niwon:「魚」

疑問文は文頭にenを぀けるこずで衚珟したす

kus, os in niwon /クス、オスィン二りォン/「はい、それは魚です」
onkus, anos in niwon /アンクス、アノスィン二りォン/「いいえ、それは魚ではありたせん」

肯定の返事はkus、吊定の返事はonkusです

吊定疑問文(enon-)

enonos in niwon /゚ノノスィンニりォン?/「それは魚ではないのですか?」

疑問のenは吊定のanの前に来たす

kus, onos in niwon /クス、オノスィン二りォン/「はい、魚ではありたせん」

吊定疑問文の返答は、回答が吊定のずき肯定語を回答し「はい、〇〇ではありたせん」か「いいえ、〇〇です」のどちらかになりたす。日本語ず同じです。

疑問詞疑問文(an, as)

os in an? /オスィナン?/「それは䜕ですか」

en-:「-」in:「それ」an:「䜕」

項をanで眮き換えるず、項の内容を聞くこずができたす

as on ? /ア゜ン?/「あなたは䜕をしたすか」

動詞を眮き換えるこずもできたす


過去時制(-ns)、未来時制(-ls)

es en tekollan「私は仕事をする」
ens en tekollan「私は仕事をした」
els en tekollan「私は仕事をするでしょう」

es: 「する」en: 「私」tekollan: 「仕事」

動詞の末尟をnsにするず過去時制、lsにするず未来時制になりたす。

継続盞(-ps)、完了盞(-ks)

es en tekollan「私は仕事をする」
eps en tekollan「私は仕事をしおいる」
eks en tekollan「私は仕事をしおわった」

es: 「する」en: 「私」tekollan: 「仕事」

動詞の末尟をpsにするず進行盞になり、ksにするず完了盞になりたす。

過去進行(-nps)、過去完了(-nks)、未来進行(-lps)、未来完了(-lks)、

enps en tekollan「私は仕事をしおいた」
enks en tekollan「私は仕事をし終わっおいた」
elps en tekollan「私は仕事をしおいるだろう」
elks en tekollan「私は仕事をし終わっおいるだろう」

es: 「する」en: 「私」tekollan: 「仕事」

時制ず盞を䜵甚するずきはnpsやlksのように、時制→盞の順になりたす。

堎所(los -), (lus -)

htis niwon「魚は䜏む」
htis los miklan niwon「魚は海に䜏む」
htis niwon los miklan「海にいる魚は䜏む」

htis: 「䜏む」los (堎所): 「(堎所)に」miklan: 「海」niwon:「魚」

動詞や名詞のあずにlos+堎所 を続けるこずで堎所を衚珟できたす。

htis niwon, lus miklan「魚は䜏んでいたす、海に」

htis: 「䜏む」miklan: 「海」niwon:「魚」lus (堎所) 「(堎所)に」

文のあずにlus+堎所を続けるこずで、文の衚す堎所を衚珟できたす。

時間(yos -), (yus -)

plos yos homezan en niwon 「私は昚日魚に䌚った」
niwon yos homezan 「昚日の魚」

plos A B: 「AずBが䌚う」yos (時刻): 「(時刻)に」homezan: 「昚日」en: 「私」niwon: 「魚」

動詞や名詞のあずにyos+時間を続けるこずで時間を衚珟できたす。

plos en niwon, yus homezan「私は魚に䌚った、昚日」

plos A B: 「AずBが䌚う」en: 「私」niwon: 「魚」homezan: 「昚日」

文のあずにyus+時間を続けるこずで文の時間を衚珟できたす。

䞊列(-t)

knist jis niwon「魚はかわいくお小さい」
knis niwont pan 「魚ず人間はかわいい」
knist knist knis niwon 「魚はかわいくおかわいくおかわいい」

knis: 「かわいい」jis: 「小さい」niwon: 「魚」

動詞の末尟にtを足すず、もう䞀぀動詞を続けるこずができたす。名詞の末尟にtを足すず、もう䞀぀名詞を続けるこずができたす。䞉぀以䞊の䞊列衚珟でもtを足しおいけば䜕回でも続けるこずができたす。

接続(tus), (shus), (shalus), (nus)

䞭立の接続(tus)

knis niwon. tus knis pan「魚はかわいい、そしお、人間もかわいい」

knis: 「かわいい」niwon: 「魚」tus:「そしお」pan: 「人間」

䞭立の接続詞はtusです。

順接(shus)

knis niwon. shus knis pan「魚はかわいい、だから、人間もかわいい」

knis: 「かわいい」niwon: 「魚」shus:「だから」pan: 「人間」

順接の接続詞はshusです。

理由・根拠(shalus)

knis niwon. shalus knis pan「魚はかわいい、なぜなら、人間もかわいいからだ」

knis: 「かわいい」niwon: 「魚」shalus:「なぜなら」pan: 「人間」

理由や根拠を衚す接続詞はshalusです。shusず文の順序が逆になりたす。

逆接(nus)

knis niwon. nus onknis pan「魚はかわいい、しかし、人間はかわいくない」

knis: 「かわいい」niwon: 「魚」nus:「しかし」pan: 「人間」

逆接の接続詞はnusです。

法(助動詞)

可胜(-tos)

mekis niwon「魚は泳ぐ」
mekitos niwon「魚は泳げる」

mekis: 「泳ぐ」niwon: 「魚」

動詞の末尟をsからtosにするず可胜衚珟になりたす

onmekitos en「私は泳げない」

mekis: 「泳ぐ」en: 「私」

可胜衚珟もonで吊定できたす

垌求(-tis)

ples en niwon「私は魚になる」
pletis en niwon「私は魚になりたい」

ples A B: 「AがBになる」en: 「私」niwon: 「魚」

動詞の末尟をsからtisにするず垌求法になりたす

呜什(-tes)

ples on niwon「あなたは魚になる」
pletes on niwon!「あなたは魚になりなさい!」

ples A B: 「AがBになる」on: 「あなた」niwon: 「魚」

動詞の末尟をsからtesにするず呜什法になりたす。

pletes un niwon!「魚になれ!」

ples A B: 「AがBになる」un: 「あれ」niwon: 「魚」

察象を省略したいずきはun(: あれ)を代わりに入れたす。

犁止(on-tes)

onpletes un niwon!「魚になるな!」

ples A B: 「AがBになる」un: 「あれ」niwon: 「魚」

呜什文を吊定するず犁止の衚珟になりたす。

仮定(-tas)

pletas on niwon, bajilis man「あなたが魚になれば、囜は富む」

ples A B: 「AがBになる」on: 「あなた」niwon: 「魚」bajilis: 「富む」

動詞の末尟をsからtasにするず仮定法(接続法)になりたす。

掚枬(-tus)

pletas on niwon, bajilitus man「あなたが魚になれば、囜は富むだろう」

ples A B: 「AがBになる」on: 「あなた」niwon: 「魚」bajilis: 「富む」

動詞の末尟をsからtusにするず掚枬の文になりたす。

必芁、矩務(-tles)

pletles en niwon「私は魚にならなければいけない」

ples A B: 「AがBになる」un: 「あれ」niwon: 「魚」

動詞の末尟をsからtlesにするず必芁や矩務を衚したす。

掚奚、提案(-tlas)

pletlas on niwon「あなたは魚になったほうがよい」

ples A B: 「AがBになる」on: 「あなた」niwon: 「魚」

動詞の末尟をsからtelasにするず掚奚や提案を衚したす。

副詞(-s -s)

1項動詞の副詞(-s -is)

mekis chepis niwon 「魚は速く泳ぐ」
niwon chepis 「速い魚」

mekis: 「泳ぐ」chepis: 「速い」niwon: 「魚」

䞀項動詞(圢容詞)のなかには動詞の盎埌に続けるず動詞を修食できるものがありたす。名詞を修食するこずもできるので、蟞曞では副詞ではなく動詞ずしお曞かれおいたす。

2項動詞の副詞、比范の衚珟(-s -es A B)

knis kefeles in pan niwon 「魚は人間よりもかわいい」
knis kefeles pan in niwon 「魚は人間ほどではないがかわいい」

knis: 「かわいい」kefeles A B: 「AはBよりも皋床が匷い」in: 「それ」pan: 「人間」niwon: 「魚」

二項動詞(他動詞)のなかには動詞の盎埌に続けるず動詞を修食できるものがありたす。2項動詞で動䜜を修食するずきは修食察象ずなる動䜜をinで衚したす。二぀ある項のうち、どちらをinにするかによっお意味が倉わりたす。

可換2項動詞の副詞(-s -os A)

mekis olos niwon en 「私は魚みたいに泳ぐ」
pan olos niwon 「魚みたいな人」

mekis: 「泳ぐ」olos A B: 「AずBは䌌おいる」pan: 「人間」

可換2項動詞(-osで終わる動詞)は二぀の項を入れ替えおも意味が倉わらないので、名詞を修食するずきず同じように副詞ずしお動詞を修食するずきもinを垞に省略したす。olos niwon inずはなりたせん。

副詞を修食する副詞(-s -s -s)

mekis chepis pelis niwon 「魚はずおも速く泳ぐ」

mekis: 「泳ぐ」chepis A B: 「速く」pelis: 「ずおも」niwon: 「魚」

皋床を衚す衚珟など、副詞にさらに副詞が付くこずがありたす。

埓属節(an-)

wens in an “os en pan” 「「私は人間だ」ず圌は蚀った」

wes: 「蚀う」in: 「それ(圌)」os: A B 「AはBだ」en: 「私」 pan: 「人間」

文頭にanを付けるず鍵括匧を぀けたように文党䜓を句(節)にできたす。

論理挔算子

䞔぀(gus)

os in shilakan gus beusilan「それはリンゎであり䞔぀みかんだ」

os A B: 「AはBだ」in: 「それ」shilakan: 「リンゎ」gus: 「䞔぀」beusilan: 「みかん」

たたは、若しくは(tsus)

os in shilakan tsus beusilan「それはリンゎもしくはみかんだ」

os A B: 「AはBだ」in: 「それ」shilakan: 「リンゎ」tsus: 「もしくは」beusilan: 「みかん」

Not(ous)

os in ous shilakan「それはリンゎ以倖のものだ」

os A B: 「AはBだ」in: 「それ」ous A: 「A以倖のもの」shilakan: 「リンゎ」